[Blog] 25年前の旅行博レポートが教えてくれたこと
今年のシルバーウィークは、各地で大雨の被害もあり、胸が痛む5日間でした。皆さんはいかがお過ごしでしたか。
我が家は娘の習い事もあって遠出はせず、目の前のことに向き合う5日間でした。それでも「ひとつは、いつもできないことを」と思い立ち、自宅マンションの地下にある、会社と兼用の倉庫を片付けました。目的は、たまった紙の資料をスキャンしてデータにすることです。
そこから、起業する前の仕事のファイルがたくさん出てきました。イベントや取材の結果をまとめたレポートなど、ポートフォリオとして手元に残していた成果物です。その中に、2001年の「JATA旅行博」のレポートが一式ありました。1人のマーケティング担当者として、初めてプロジェクトを任された展示会です。気づけば、あれから25年がたっていました。

倉庫から出てきた、2001年の旅行博の報告書とレポート
その年に入社したAmadeus(業界の方にはおなじみのGDS、BtoBのトラベルテック企業)で、私は初めて「アシスタント」の肩書きが外れました。展示会の企画と運営、施工会社やバイリンガルのMC、パンフレットやノベルティを作るパートナーの選定、外部スタッフの手配、当日のアンケートから分析、レポートまで。本当にすべてを任せてもらいました。
直前は毎晩のように終電を逃し、ふらふらになりながら一人タクシーで帰りました。当日は全員で伊勢丹であつらえた真っ黒なスーツを着てブースに立ち、たくさん写真を撮りました。大変すぎて、総務のメンバーが泣いてしまったことも覚えています。
入社したばかりで、できるかどうかもわからない私に、プロジェクトをまるごと任せてくれた当時の社長。日本人より日本語が上手なアメリカ人で、当時まだ35歳くらいだったと気づいて、今あらためて驚いています。小さな組織でしたが、総務・経理、営業、テック、カスタマーサポートのメンバーの顔も、交わした言葉も、今でも目に浮かびます。支えてくれた外部のパートナーの皆さんも含めて、心から感謝しています。私のキャリアにおける、大事な原体験のひとつです。

あれから25年。今の私は、外から支える側に立っています。2010年にBluemoonを創業し、今年で17期目です(2026年7月現在)。普段はメディア向けのイベントが主体であり、お客様向けのイベント支援は多くありませんが、広報・PR業務の延長として、お客様にとって節目となる大事なイベントのご相談をいただくことは多々あります。
レポートをめくりながら、あのときの自分の気持ちを思い出しました。「やりたいことの目的ははっきりしている。でも、成功させるために外のプロの力を借りたい。」今、私たちにご相談をくださるお客様も、きっと同じ気持ちでいらっしゃると思います。だからこそ、「Bluemoonに頼んでよかった」と思っていただける仕事をしたい、あらためてそう思いました。
もうひとつ、過去のレポートや写真を見ながら気づいたことがあります。この時の20代、その後の30代を含め、お世話になった各会社で色々なプロジェクトを任せてもらった経験の一つ一つが、今の私、Bluemoonの基盤となっているということです。今後は、もちろん自分も一緒に考え、動きますが、一緒に頑張ってくれているメンバーに「これは頼むね」と、もっと任せていく番です。
そして今日、25年前のJATA旅行博がかたちを変えた「ツーリズムEXPOジャパン」が開幕しました。Bluemoonはインバウンド支援を中心に、2014年、2015年、2017年、そしてコロナ禍をはさんで2023年、2024年と出展し、たくさんのご縁をいただいてきました。昨年の愛知開催、そして今年は出展を見送りましたが、来年もまた東京開催のようなのでぜひ出展したいと思います。今年は会場にはぜひ足を運んで、いろいろと学んでくるつもりです。
ツーリズムEXPOジャパン2026は、9月27日(日)まで東京ビッグサイトで開催されています(一般公開日は26日と27日です)。
公式サイト:https://www.t-expo.jp/
-by Ayako NODA



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