経営方針・代表挨拶

ビジョン

日本と世界、人と社会を「コミュニケーション」でつなぐ

ミッション

「旅 × IT × マーケティング」の分野で、お客様と共に新たな価値を創造すること。

基本方針

ブルームーン・マーケティングは、リサーチ(データ)&広報・PR(PR: Public Relations)をベースとしたマーケティング活動全般を

  1. お客様の視点を忘れず
  2. 柔軟に
  3. 長期的な信頼関係構築を目指して

ご支援いたします

7つの約束

仕事は常に「One Team」で動くことを忘れない。

「会社そして顧客・社会に提供できる価値」を常に高めることを忘れない。

相手の立場に関わらず「礼節」を大事にする。

自分自身・Team・顧客・パートナー・社会に嘘をつかない。

プライベート・家族との時間、自身の「心と体」を大事にする。

自分の仕事が「案件→企業・顧客→その先にいるお客様→社会を良くする」ことを意識する。

人生は一度きり、自分の人生を楽しむための仕事をする。

代表挨拶

2023年最大の満月「スーパームーン(8/31午前10:36に1年で最も接近)」と、年に数回の「ブルームーン(8/31が今月2回目の満月)」が重なる本日、弊社は無事に13期目(6月末締め)の申告・納税を終えることが出来ました。

ようやく「コロナ禍から脱した(底から上がった)」といえる状況に入り、これは日頃お世話になっているお客様、パートナーの皆さま、スタッフや家族はもちろんのこと、これまでに出会った多くの皆様に支えられているお陰です。心より御礼申し上げます。

コロナ禍の3年間は、大変な状況ながらもお仕事をいただいたお客様に加えて、国、東京都、雇用保険など、様々な助成金・補助金も活用させていただきました。お蔭で、従業員を解雇することなく、会社として生き延びることができました。

現在では、コロナ前の主事業となっていた「インバウンド向け調査」「海外向け広報・PR業務」を中心にお引き合が増え、チーム一同新たな気持ちで、忙しい毎日を楽しみながら精一杯お仕事をさせていただいております。

「旅」について考えた久しぶりの海外

2023年7月後半、夏休みと香港での仕事を兼ねて、家族と羽田~バンコク乗継~シンガポール~香港~マカオ~羽田を10日間かけて周ってきました。

仕事の連絡は欠かせないので「ワーケーション」でもありましたが、3年以上ぶりの海外旅行は、色々な意味で「旅ってなんだろう?」「旅行ってなんだろう?」「観光ってなんだろう?」と、旅の原点を思い起こす良い機会となりました。

「人はなぜ旅をするのか」、学生時代に観光学で最初に問われたのがこの質問でした。大学院で修士論文をまとめた際も多くの先生方の文献を勉強させていただきましたが、学ぶほど奥が深く、いつの時代も「旅が人生に彩りを加える」ものなのだなと感じていました。そして自分はその分野で「一人でも多くの人の人生を楽しくするお手伝いをしたい」と思って旅行・観光の道に進みました。

「旅」に対する価値観の変化

古くは「生きるための旅(食料を求めて)」、「命令されて動く旅(領地へいく・年貢を納める)」などを経て、「観光(自分の意志で動く旅)」は信仰に伴う「お参りの旅」が始まりと言われています。日本だけでなく、信仰のある国々では同じ経緯をたどっているはずです。

そこから長い時を経て、多くの人々が日常的に「国内旅行」を楽しみ、「海外旅行」も気軽に行ける時代がしばらく続いていました。私自身も、仕事をしながら費用と休暇を捻出し、「次はどこへ行こうかな」と考えるのが楽しみで、それを繰り返す感覚でいたと思います。

しかし、多くの制限があるコロナ禍を経て「旅行に行くことの意味・価値観」が大きく変わったと言われています。アフターコロナの「航空・宿泊費用の高騰(減便も)」「物価の高騰」に加え、日本人が海外に行く場合は「円安」も大きな阻害要因です。多くの人にとって「海外旅行は気軽に行けないもの」になり、自分自身でもその意味を今回の旅行で実感しました。

だからこそ、単なる「物見遊山の旅」をする人は減り、「目的が明確な旅」の割合が増え、旅行者視点でも「量より質」が前提となるでしょう。

「お世話になった人・友人に会いに行く」「ずっと行きたかったあの場所に立つ」「その場所でしか出来ない一生に一度の体験をする」「(自分が追うことの)原点を見に行く」「憧れの学校を見に行く」「子供に原体験をさせたい」といった、ニッチでも深い個人のニーズに応える。ある意味では「旅行の原点」であるお参りのように、「今、自分がそこに行く理由」があることが必須と言えます。

「旅」する理由は「一人十色」

これもずっと心に留めていることですが、人が旅をする理由は、その人自身の年代、家族構成、おかれている環境や心理によって「一人十色」と言われています。

自分自身を振り返っても、20代、30代、そして今の40代と、その時に置かれている自身の状況や外部環境によって、いつも異なる優先順位で、旅先・同行者・予算・旅の形態などを選んでいます。私にとっては「出張」という形態も、国内外問わず貴重で楽しい旅行の一つです。

「一人十色」だからこそ、その旅を成立させる事業者様側にとって、そのマーケティング戦略に「決まった正解」はありません。その時代、外部環境、お越しいただきたい・おもてなししたいお客様はどんな方か、そして「何が彼らの心を動かすのか」の心理を深く考えて、様々なコンテンツや仕掛けを考えていく面白さが、永続的にあるのだと思います。

「ブルームーン・第3期」に向けて

14期目に入り、改めて弊社自身を振り返ってみると、

・2010年7月~2018年6月(1-8期):初期に機会をくださった顧客の皆さま+各分野で信頼できるパートナー様と共に試行錯誤しながら基盤を創る。
・2018年7月~2022年6月(9-13期):8期最後に2名の正社員が加わり、20・30・40代のバランスが取れたチームに。業務の幅も広がり、2人も慣れてきた3年目に入る頃(3人目の社員採用を検討中)にコロナ禍に突入。模索しながらその出口を探すが、思うようにいかないことも多く、経営者としても壁を感じた日々。

そして2023年7月からの今期、今度こそ新しい事業に向けてスタートを切りました。
・自社のBtoB向けウェブソリューション開発(既存事業にもプラスになる仕組みづくり)
・インバウンド向け旅行手配サービス業(ツアーオペレーター)事業:日本の伝統芸能・文化面を中心に

がようやく、少しずつ動き出しました。

変わらず、これまでご縁をいただいた多くのお客様、各分野で信頼できるパートナー各位、元上司・先輩・同僚、大学院の教授・先輩・仲間へのご相談も含め、ご縁が広がっている多くの皆さまに助けられ続けて今があります。

この13年間で出会った多くの方にとって役に立ち、つながっていけるような仕組みづくりも考えています。第3期にどこまで成長できるのか、新たな気持ちでこれからの舵を切っていきたいと思います。

引き続き、皆様のご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

2023年8月31日
スーパームーン×ブルームーンの日に

ブルームーン・マーケティング株式会社
代表取締役 野田 彩子

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