2020年に向けて、日本の観光産業の発展に期待
日本時間今朝、2020年オリンピックの開催地が東京に決定しました。個人的には、東京vsマドリードの争いかと思っていたので、マドリードが先に落選したのはやや驚きでした。しかし、東京に決定したことはとても嬉しいことです。
既にオリンピックの経済波及効果の試算も出ていますが、やはり一番割合が大きいのがサービス業で、やはり観光産業ですね。もともと注力している「インバウンド(訪日旅行者)誘致」「クールジャパン政策」に拍車がかかり、今後7年間の経済効果は約95兆円・・・という試算も出ていました。
世界各国からたくさんのお客様を迎えるにあたり、「旅行者にはわかりにくい」と言われていた観光インフラ面のサービスも飛躍的に進むでしょう。フランス・アメリカ・スペインのような「観光先進国」に少しでも近づくことが出来るでしょうか。
1964年当時にはあり得なかったITの時代において、インターネットや流通インフラ上におけるグローバル化も急速に進むでしょう。現在は英語・中国語・韓国語で展開している旅行・観光関連の各サイトも、今後はスペイン語・フランス語・ドイツ語などでもコンテンツを発信するのが当たり前の時代になるかもしれません。到着後の人的ソフト面(おもてなし)側も、多言語でのサービスに対応していくことが求められますね。
この業界に長く関わってきた人間にとって、こんなにワクワクすることはありません。もちろん、観光産業だけでなく、都市整備、スポーツ産業、人の交流、、、いろいろな側面で、初めて見る日本でのオリンピックに向けて社会が動いていく中、その変化を自分で体感できることがとても楽しみです。
今回の決定は、何より福島の問題の早期解決、そして東日本大震災被災地の復興につなげることが、日本国民の願いであり、また投票してくれた各国の方からの期待です。これを決して裏切ることなく、7年後に向けてそれぞれが、それぞれの立場で「何が出来るのか」を考えていかなくてはいけないなと思います。
ブルームーン・マーケティング、および地中海マーケティング研究所として、また個人として、2020年に向けて少しでも貢献できるよう、新たな気持ちでいろいろ考え、動いていきたいと思います。
日本オリンピック公式サイト: http://www.joc.or.jp/
-A. Noda
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