【blog】海外ワーケーションのススメ ~アメリカ編~
「日本ワーケーション協会」公認ワーケーションコンシェルジュ(実践者/神奈川県・新潟県:会社員ライフスタイル・グローバル)に認定されました、木ノ下です。
2023の春、休暇も兼ねてアメリカでワーケーションを行いました。この夏久々に海外に行かれる方や、ワーケーションしてみたいけど実際イメージが沸かない方向けに、今回は私の経験における気づきや現地の様子、最新の情報と併せて下記4本立てでご紹介します。
- 海外ノマドの基本、電波の確保
- そこにワーキングデスクはあるか
- 時差がもたらす気づき
- アメリカ太平洋各都市の現地最新トレンド情報
- 海外ノマドの基本、電波の確保
もう空港でレンタルWi-Fiを借りたり、現地で携帯をレンタルする必要はなくなりました。このコロナ禍の間にリモートワークする技術は発展し、今やSIMさえあれば仕事ができるようになりました。
SIMはSIMでもカードを差し替える物理SIMだけではなく、ネットで契約するe-SIMもすぐに用意でき、渡航前に電波の確保ができるとても便利な時代です。空港に着いてSIMカードの自動販売機や、現地のショップでSIMをわざわざ買いに行かなくても良いのです。
今回はAmazonで実際のSIMを購入して、飛行機で差し替えて現地で使えるように準備しました。
(飛行機は今回JALのセカンドブランド・ZIPAIRを利用したので、機内Wi-Fiはメッセージのやり取りやSNSには充分使えました。)
尚、Softbankだと米国では普通に使えるようです。auの場合は24h分ごとに払うと通常のSIMでも使えるようになりますので、数日だけの滞在ならもはやこれでよいでしょう。
※アメリカなどの先進国の場合どこにでもWi-Fiはあり非常に便利ですが、セキュリティ面でフリーWi-Fiなどは安易に繋げないようにしましょう。
2. そこにワーキングデスクはあるか
出張時や、ワーケーションをするうえで悩ましいのが「仕事をする場所」「快適なワークスペースの確保」です。よくある旅行者向けのホテルだとまだまだデスクがローデスクしかなかったり、はたまたテーブルが無いお部屋もあります。(その場合はスーツケースがデスク代わり)
今回オレゴンでは予算的にどうしてもテーブルのないホテルだったのですが、フレンドリーなスタッフと、他にもデジタルノマドがよくいるホテルにしたおかげで、ホテル1階ロビーのカフェスペースで快適に仕事を行いました。
こうした海外ワーケーションだと(特にアメリカ)休憩中に別の国や現地のノマドの人たちと会話(small talk)が自然にはじまり、決まってお互いの仕事は何をしているのかなど、日本国内でワーケーションをしたり、コワーキングスペースにいるときよりも、自然にコミュニケーションが増えるなぁと実感しました。こういった場で現地の情報などをインプットできることは、海外ワーケーションの醍醐味と言えます。
3. 時差がもたらす気づき
今回はカリフォルニア州からオレゴン州へ北上し、ハワイへ向かいました。合間で仕事をしていたのは主に西海岸のPacific Time Zoneだったので、日本時間に合わせるのは少しタフなワークタイムになりました。
まず到着してから「あ、そうか今サマータイムか」と事前の時差計算から少しずれるところから始まり、ミーティングなどを日本時間ですると現地の夜スタートになるので、そのまま深夜まで働くことになります。
日本時間に合わせると、日中は観光など自分の時間を過ごして夜に仕事をすることもできるので、一日の活動時間と被らないので便利かもしれません。が、体がなかなかタフじゃないときついなぁというのが正直な感想です。
また稼働時間を会社に申告する際、始業と終業時刻は「アメリカ現地時間なのか、日本時間なのかどっちなんだろう」とふと疑問に思い、社内で協議し、かつ所属する日本ワーケーション協会のコミュニティに相談したりなどして調べたところ、「自己都合で海外から業務をする際には日本時間で申請」「出張として海外でミーティングや営業活動を行う場合は現地時間で申請」が合理的だと社内で協議し、ルール化されました。
弊社では元々海外でリモートワークはOKですが、ここまで時差がかけ離れた国で仕事を行うのは初めてでした。改めて定義づけられたことにより、今後海外ワーケーションを行う際のイメージを具体的にできるようになったのは思わぬ収穫でした。やはり行ってみて、実践してみないとわからないこともありました。
海外ワーケーションは、行う側も、送り出す側もお互い離れているため、稼働時間と時差、行先などしっかり共有しておくことが正社員ノマドワーカーの心得かもしれません。
4. アメリカ太平洋各都市の現地最新トレンド情報
ここまでは、一部の方や元々海外でリモートワークしていたり、毎日がワーケーションな方からみたら「当たり前だよ」と言われてしまうかもしれない1~3を書き連ねました。が、きっと多くの方が「そういえばパスポートも切れていた・・」「久々に海外行ってみたいけど何もわからない」「初めて海外行くしまだパスポートもまだない」という状態かもしれないので、書かせていただきました。
*ちなみにパスポートの更新はマイナポータルからマイナンバーカードがあればオンライン申請ができます。渡航時にパスポートの残期間が足りない場合、あのパスポートセンターの行列に並ばなくて済みます。尚、新規や失効してしまった人は残念ながら列に並ばねばなりません。
ここからは今回現地に行き「おぉ、これは最新だな。」と思ったサービスをいくつかご紹介します。
海外レンタカーはもはや古い?車のAirbnb?最新カーシェアアプリ「Turo」
レンタカーのようなものなのですが、厳密にはこれは一般の人の車を借りられるサービスで、通常のレンタカーと比べて安価です。空港に持ってきてもらえるサービスもありますが、手数料がある場合と無い場合があります。保険も任意で加入できます。
ハワイなどのビーチリゾートで借りられる車の中には、あらかじめ水着で乗り込めるようなシート仕様に、ビーチグッズもレンタルしてくれる車までありました。これは一般のレンタカーにはないサービスなので、個人的には非常に惹かれました。しかしシェアリングエコノミーに厳しい日本では、このようなサービスを展開しようにも何年もかかるか、上陸があまり期待できないです。
実際にLAで5日間借りましたが、受け渡しから非常にスムーズでした。車も綺麗でレンタカーよりだいぶローコストで済みました。
Google mapにピンを打つよりも簡単に旅程管理できちゃうアプリ「Wanderlog」
地図上で位置関係を把握してから旅程は立てるものの、それを記録するのが難しかったり、共有もかんたんにできたらいいのになぁという場合の神アプリです。
行きたいところのロケーションから公式サイトまでも自動である程度埋め込めるので、非常に便利です。
同行者がいる場合、これを共有すれば旅程把握も楽です。旅のしおりの電子版のようなものです。
こちらはHawaiiに住む、現地の旅好き友人から教えてもらいました。次回海外出張時用に向けて現在使用中です。
試合観戦などのチケットなどの販売サイト「Stubhub」
日付が迫っていた方がどんどん値下がりするので、現地で思い付きで買う場合には重宝します。
この中で唯一日本語対応です。購入後はQRコードなどが送られてきて、当日はそちらを見せるだけです。
エンゼルスやレイカーズの試合のチケットを確保する際に重宝しました。
以上、参考になりましたら幸いです。これからも出張時などにコンテンツを増やして随時更新できればと思います。
*ブルームーン・マーケティングは、新型コロナ感染症拡大防止のために2019年2月にいち早く「テレワーク制度」「在宅勤務制度」を導入し、「TOKYO働き方改革宣言企業」にも登録し、次のステップとして2022年10月1日付で「日本ワーケーション協会」に加入しました。そしてこの度、弊社の社員1名が「日本ワーケーション協会」公認ワーケーションコンシェルジュ(実践者/神奈川県・新潟県:会社員ライフスタイル・グローバル)に認定されました。
日本ワーケーション協会のプレスリリース(2023/4/3)
公認ワーケーションコンシェルジュ制度とは?
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木ノ下真彩