コロナ禍の開業後、
外部環境に応じたインフルエンサーを臨機応変に誘致し、ホテルの目指すイメージをSNS上で認知拡大したい
~開業プロモーションから現在まで、ホテルの状況を理解して伴走してくれる会社に、選定から現場対応までPRパートナーとして依頼したい~
SNS運用サポート・インフルエンサー誘致支援
三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社 ザ ロイヤル パーク キャンバス 京都二条
総支配人 田熊圭さま
時期:2022年~ 2024年
当初の課題
- ホテルの雰囲気、及びプランに合う良質なインフルエンサーを見つけることが難しい
- インフルエンサー選定から声がけ、当日のアテンド、アフターフォローまでできるマンパワーが不足している
- 当時はグループとしての関西圏進出時で、ロイヤルパークホテルグループとしての認知度が足らなかった。同時に、コロナ禍での開業だったため、認知拡大が難しく、進め方を模索していた
- 写真素材の不足、及びコンテンツ作成アイデアが枯渇している
ステップ1
期間内に予定しているホテル側のマーケティング施策(予約導線、稼働状況、年間計画)や
スケジュールを共有いただくとともに、ターゲットにマッチするインフルエンサーと進行方法を打ち合わせにてヒアリング。
ステップ2
ヒアリングを基に、条件に合う最適なインフルエンサーをブルームーンにて複数リストアップ。
ご確認いただき、誘致の優先順位を決めていただく。
ステップ3
優先順位に応じてインフルエンサーに声がけを開始。交渉・スケジューリング・アフターケアまでを行う。
投稿時の注意事項も事前にホテル側にヒアリングして共有すると同時に、ステルスマーケティング防止対策も実施。
宿泊後のスムーズな投稿につなげる。
ステップ4
誘致当日はブルームーンもアテンドし、宿泊する部屋だけでなくホテルとして「今見て欲しい」共用施設等も含めてご案内。
宿泊後は投稿までに必要なやりとりをフォロー。一定期間後にインフルエンサー側でインサイトを抽出してもらい最後に報告レポート作成。
各インサイトを総合的に分析したものと今後に向けたアドバイスとしてご提出。
お客様インタビュー
総支配人 / 田熊圭 様
ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条
2003年、株式会社ロイヤルパーク汐留タワーに入社。
(現:三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社)
2021年4月よりグループホテルのザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条の総支配人に着任。
まずはじめに、田熊様はザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条で総支配人として着任され、開業からどのような状況で、ホテルの運用をされたいらっしゃいましたか。
コロナ禍での開業であった為、インバウンドも国内旅行も需要が見込めず非常に厳しい状況でした。
貴社とは2014年度に本部とご縁をいただき、その後田熊様とは貴社の新たなライフスタイル型ホテルとしてのブランドライン、キャンバスシリーズとして、神戸と京都で『Ohitorigram』運営者Maroさんのプロデュースする「おひとりステイプラン」をきっかけに、海外および国内向けSNS上での広報・PR活動を中心にご支援させていただきました。その後も延長線上として継続的なSNS上での認知拡大を目的に「インフルエンサー誘致施策」を実施していますが、本プロジェクトの内容はいかがでしょうか。
お客様からは大変好評で、プランの期限を延長させていただきました。近隣にある和菓子屋さんのスイーツや和食弁当をプランに組み込み、お互いの認知度アップ・露出の拡大に大きく寄与したと思います。
その後、人員不足により自社でのインフルエンサー対応が困難となり貴社へ相談させていただきました。
ご支援の一環として、試泊アテンドの訪問時を中心に、貴ホテルのSNS公式アカウントでの「SNS投稿用に特化した運用サポート」(素材提供、コンテンツプランニング)もさせていただきましたが、そちらはいかがでしたか。
SNSの運用に課題があり、内容精査を含めて依頼させていただきました。
普段はホテル内での業務で忙しいため、なかなか外へ素材を取りに行くことも難しく、ユーザーの目に留まる素材を提供及びサポートしていただき大変助かりました。
SNS運用代行ではなく、今回の数年を通し、外部環境に応じての継続的な「インフルエンサー誘致プロジェクト」を実施しましたが、国内向け(日本人)と海外向け(在日の方)を適宜判断して柔軟にやることの重要性についてどのように感じられましたか。また、どのようなメリットがあると思われますか。
インバウンド需要が見込めるタイミングで、国内から海外向けに施策を変更しました。流行りはすぐに変化していくため、需要に応じた適切なターゲットにリーチすることが重要と考えます。
単にフォロワーが多いインフルエンサーを提案するわけではなく、ホテルのコンセプトを理解した上での提案ができることは大きなメリットだと思います。
2020-2021年度はコロナ禍でなかなか誘致のタイミングの難しい時期でもあったと思います。そんな中、長期滞在プランや、旅行支援割など、日々変化に対応するプランを展開してきた貴社にとって、本プロジェクトを実施するにあたり、苦労された点や気づかれた点はありますか。
需要が大幅に落ち込むのとは逆に、京都市内には多数のホテルが開業する時期でもありました。その中でいかに認知度を上げられるかが大きな課題であり苦労した点です。
課題を解決するにも専任のスタッフが人員不足のため、ブルームーン様に相談させていただきました。
今回のこのプロジェクトを実際に進めてみて、「複数のブランドを持るホテルチェーンの中の一つのブランドとして」運営することにおいて、稼働率や顧客層、方向性で気づかれた点や、難しさや課題、メリットについてお聞かせください。またその中で、ブルームーンにお願いして良かったなと思った点などありますでしょうか。
当ホテルは“キャンバス”というブランドで20歳代~30歳台をターゲットにしたライフスタイルホテルですが、カジュアルなサービスやユニフォームということで、お客様も社内も既存ホテルとの乖離に困惑していました。
現在ではキャンバスブランドも8拠点で運営をしており、ようやく認知度が上がってきたところです。顧客の皆様が思い描くブランドイメージから、新しいブランドを作り上げ認知していただくことは時間と労力を要することを再認識しました。
本プロジェクトを通して、当社では呼びきれない国内外インフルエンサーやプレス関係者を誘致し、ブランド認知に多大なる貢献をいただいたブルームーン様には感謝しております。
最後に、今後のプロモーションについて、課題やご要望はありますか。
今年度も継続してブルームーン様にご相談できており、課題はありません。引き続きよろしくお願いいたします。
~ 田熊様、ありがとうございました! ~
*所属および記載内容は、インタビュー当時のものです。